①院長に清潔感がない、院内が不潔
今回は、「行くのを避けた方が良い整体院・鍼灸院の見分け方」です。
まずは、これは、行ってみないとわからないことではありますが、
「院長に清潔感がない」
「院内が不潔」
なところは、言うまでもなく避けた方が良いでしょう。
自分の身の回りをきれいに保てない者が良い施術を提供できるとは考えにくでしょう。
②患者さんの質問に明確に答えられない
人間の体と心は「ブラックボックス」ですので、すべてのことに対して明確に確実な回答をすることは不可能ですが、
少なくとも、きちんと勉強を続けている施術者であれば、その人なりの確固たる「信念」とでもいうべき、「基本的な人体や施術に対する考え方」が構築できているものです。
質問をして、その術者なりの、「これこれはこうだからこうなっていると考えられます」という答えが即座に出てくる術者は「優秀」と言えるでしょう。
優れた術者は、その人なりの「人間観」、「施術観」が確立されているものなのです。
その時に、注意が必要なのは、「素人でもわかりやすい説明をしてくれているか?」、「専門用語を並べてわかりにくい説明になっていないか」です。
いくらしっかりした人体観、施術観が確立されていても、それを患者さんに、「きちんとわかりやすく伝える」ことができない術者は、独りよがりな人体観、施術観しか持っていない可能性があるからです。
また、「きちんとわかりやすく説明できる能力」と、「施術能力」は比例するといえます。
要は、
「人間としての力量、優秀さ、と、施術能力は比例する」、
「きちんと説明できる、という人間としての能力の高い人は、優秀な施術者である可能性も高い」
ということです。
③痛い施術をする
基本的に、「施術は快適であるべき」です。
優れた施術者は、基本的に、「受けていて快適な施術」をしてくれます。
時に、施術部位や病態により、どうしてもある程度の痛みを伴う施術が必要な場合があるのも事実です。
が、そういった場合にも、きちんと事前に説明をして、患者さんの了解をとったうえで施術してくれるかどうか。
いきなり、何の説明もなく、めちゃめちゃ痛い施術をされたら、誰でも嫌だと思います。
案外、そういった施術者も少なくないので、注意が必要です。
そういった施術者は論外、と言えるでしょう。
④どんな症状でも絶対に治りますと言う
基本的に、「全ての人の全ての症状を100%治している施術者」など、この世に存在しません、残念ながら。
「治るか治らないかはやってみないとわからない」
というのが正直なところです。
当然、経験を積めば積むほど改善率は上昇します。
が、人それぞれ、いろいろな体質の人がいて、いろいろな症状があり、施術に対する反応性も様々、である以上、
「どんな症状でも絶対に治します」
と言うことは、「無責任な発言」と言って差し支えないでしょう。
事実、「とにかく患者さんに来てもらうために、絶対に治る、と言え」、と教えられるケースもこの業界ではあるのです。
業界の裏話的事実ですが、こういう施術者には要注意です。
以上、これらが、「避けた方が良い整体院・鍼灸院とは?」の答えになります。