私は開業鍼灸マッサージ師
私は、開業鍼灸マッサージ師で、鍼灸整体マッサージ治療院を経営している。
最近来院される方の傾向から世相がわかる
最近の来院される方の傾向から、今のこの世相が如実に反映されている、と感じるので、ここでご報告させていただきます。
おかげさまで、去年~今年、このコロナ禍でも、特に売り上げを落とさずに経営できています。
が、明らかに、来院される方の傾向がコロナ禍の中、変わってきている。
うちは、完全実費制で、保険治療を一切扱っていないので、元々、うちに来れる人は、
「お金と時間にある程度余裕がある人」
が、ほとんどだった。
そして今、その傾向が、このコロナ禍において、物凄く顕著になってきているのだ。
今うちにに来れる人
まず多いのが、いわゆる「社長さん」、会社経営者、もしくは、個人事業主の方。
元々多いが、その割合が急激に増えている。
あとは、公務員、特に、学校の先生。
これも、元々多かったが、更に目立つようになった。
あとは、普通の会社員の人。
この、会社員の人の来院傾向に、かなり変化が出てきている。
まずは、会社員でも、独身の人、で、かつ、親と同居している人。
また、結婚していても、子供がいない人。
あと、非正規雇用などの人も来院されるが、上記の中に当てはまっているか、どうも、実家が裕福そうな人。
そういった方しか来院しなくなってきている、いや、できなくなってきている、のだ。
今うちに来れなくなった人
職業で言うと、看護師、介護士、保育士、工場労働者、などが多い傾向にあったが、それらの人の来院される割合が確実に減少しているのだ。
お金と時間にある程度余裕がある人しか来れなくなっている
こういった治療院の来院者の傾向からも、このコロナ禍において、
「お金と時間にある程度余裕がある人」
が、来る割合が増えた、いや、そういう人「しか」来れなくなった、ということが如実にわかるのだ。
正に世相を反映している。
来られる社長さんに話を聞いても、特に、飲食、工場系は、やはりかなり業績が悪い、とのこと。
このように、本当に心身が疲弊してそうな人は、うちのような実費制の治療院には、来たくても来れない、という状況が、「今」なのだ。
本当は、こういう人こそ来て欲しいのだが、うちも商売、自分自身の生活がかかっているから、安易に安い仕事はできないのだ。
そして、うちも、今のところはいいが、いつ売り上げが減少に転ずるかわからないのが「今」。
他人事ではないのだ。
とにかく、コロナが続いていいことはない。
逆に、一部、コロナ需要で伸びてるところや、全く関係ない業種もあるようだが、ほとんどの業種、そして、ほとんどの人が、大なり小なりコロナの負の影響を受けている。
治療院に来院される方の傾向から世相がわかる
このように、「治療院」というところは、来院される客層によって、世相が如実にわかる商売なのだ。